ブラタモリで岩国の錦帯橋のことを知りました。
なぜ、あんな形をしているのか。
日本の木組みの素晴らしい技を見せつけられて感動しました。
そこで、錦帯橋に関しての最近の動きをまとめてみました。

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2023年11月1日現在、錦帯橋に関する最新情報は以下のとおりです。
- 錦帯橋の創建350年を祝うイベントが開催されました。
2023年10月1日、錦帯橋の創建350年を祝うイベントが開催されました。
イベントでは、橋の上を市民404人が「祝350年」などと人文字を作り、橋の歴史と今後への思いを新たにしました。
- 錦帯橋の世界遺産登録を目指す取り組みが進められています。
錦帯橋は、2023年10月に世界文化遺産暫定リストに登録されました。
今後は、世界遺産委員会の審査を経て、正式な世界遺産に登録されるかどうかが決まります。
- 錦帯橋のライトアップがリニューアルされました。
2023年10月1日、錦帯橋のライトアップがリニューアルされました。
新しいライトアップは、橋の曲線美を強調するような演出が施されています。
具体的には、以下の点がリニューアルされました。
- 橋の梁を照らすライトの色が、以前の白から黄色に変更されました。
- 橋の欄干を照らすライトの色が、以前の白から青に変更されました。
- 橋の周囲を照らすライトの色が、以前の白から赤に変更されました。
これらのリニューアルにより、錦帯橋はより美しく輝くようになりました。
今後も、錦帯橋に関する最新情報は随時更新していきます。
木組みの技術について追加しておきます。
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錦帯橋は、山口県岩国市にある木造アーチ橋です。
1673年に初代岩国藩主・吉川広嘉によって架けられ、その後も洪水や戦火によって度々流失・再建を繰り返してきましたが、現在は5代目として現存しています。
錦帯橋の木組みの技術は、大きく分けて以下の3つの特徴があります。
- 迫持式アーチ構造
錦帯橋は、中央3連が迫持式アーチ構造と呼ばれる構造で、橋脚に梁を押し付けることでアーチを形成しています。
この構造は、木材の曲げ応力を最大限に利用することで、強度と耐久性を高めています。
- 木材の選別と加工
錦帯橋の木材は、白太(白色の部分)は腐りやすいため、赤身(赤色の部分)のみを使用しています。
また、節や傷のない良質な木材を厳選して使用することで、耐久性を高めています。
- 伝統的な木組み技術
錦帯橋の木組みは、伝統的な木組み技術を駆使して組み上げられています。
この技術は、長年にわたって受け継がれてきたもので、その精緻さは世界でも高く評価されています。
錦帯橋の木組みの技術は、江戸時代の木造建築技術の粋を集めたものであり、日本の伝統文化の象徴とも言えるものです。
以下に、錦帯橋の木組みの技術に関する具体的な事例をご紹介します。
- 迫持式アーチ構造
錦帯橋の迫持式アーチ構造は、以下の2つの点で特徴的です。
* 梁を橋脚に直接固定するのではなく、橋脚の上に載せて固定する
* 梁の両端を先端側と後端側で固定する
この構造により、梁の曲げ応力を最大限に利用することで、強度と耐久性を高めています。
- 木材の選別と加工
錦帯橋の木材は、以下の2つの点で特徴的です。
* 白太(白色の部分)は腐りやすいため、赤身(赤色の部分)のみを使用
* 節や傷のない良質な木材を厳選
この選定と加工により、耐久性を高めています。
- 伝統的な木組み技術
錦帯橋の木組みは、以下の2つの点で特徴的です。
* 木材を組み合わせる際には、楔(くさび)を使用して隙間なく密着させる
* 木材を固定する際には、金具や釘を使用せず、木材の力だけで固定する
この技術により、強度と耐久性を高めています。
錦帯橋の木組みの技術は、現代の技術でも再現することは難しいと言われています。
その精緻さは、日本の伝統文化の素晴らしさを象徴するものと言えるでしょう。